カラーの後にヘッドスパって本当にダメ?美容師が「問題ない」と考えている理由を図で解説します

図解でわかる「カラー後にヘッドスパは本当にダメなのか?」
重要なのは「やる/やらない」ではなく「どうやるか」。色よりも、摩擦・温度・脱脂の強さが論点です。
図1 カラー直後の髪と頭皮は「整理されていない状態」
カラー直後は「不安定」ではなく「未整理」 内部で発色した色と、表面に残ったもの、頭皮の状態が混在しているイメージ 髪(断面イメージ) 表面:残留色素・染料の残り 内部:発色・定着した色素 ここが「本来の染まり」 頭皮(カラー後の状態) アルカリ寄りで刺激を受けやすい 残留物があると違和感の原因に 大切なのは「やさしく整える」
色落ちの不安が出やすいのはこのタイミング。ただし「落ちるもの=本来の色」とは限りません。

カラーの後にヘッドスパをすると、
色が落ちる
染まりが悪くなる
だからやらない方がいい

そんな話を聞いたことがある方も多いと思います。

しかし実際には、
カラー後=何もしない方が正解
とは限りません。

なぜなら、
多くの場合で混同されているのは
何が落ちて
何が落ちないのか
この整理ができていないことだからです。

そこでこの記事では、
カラー後の髪と頭皮の状態を整理しながら
ヘッドスパをしても問題になりにくい理由を
図を使って説明していきます。

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カラー直後の髪は「不安定」ではなく「未整理」

図解でわかる「カラー後にヘッドスパは本当にダメなのか?」
重要なのは「やる/やらない」ではなく「どうやるか」。色よりも、摩擦・温度・脱脂の強さが論点です。
図1 カラー直後の髪と頭皮は「整理されていない状態」
カラー直後は「不安定」ではなく「未整理」 内部で発色した色と、表面に残ったもの、頭皮の状態が混在しているイメージ 髪(断面イメージ) 表面:残留色素・染料の残り 内部:発色・定着した色素 ここが「本来の染まり」 頭皮(カラー後の状態) アルカリ寄りで刺激を受けやすい 残留物があると違和感の原因に 大切なのは「やさしく整える」
色落ちの不安が出やすいのはこのタイミング。ただし「落ちるもの=本来の色」とは限りません。

カラー直後の髪は
色が定着していないから危険
というよりも、

内部で発色した色
表面に残った余分な染料
頭皮に残った薬剤成分

これらが混在している
整理されていない状態です。

この時点で
髪の中に定着した色までが
簡単に流れ落ちるわけではありません。

問題になりやすいのは
表面や頭皮に残った
本来いらないものです。

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よく言われる「色落ち」の正体

図2 流れるのは主に表面の残留物(いわゆる染めカス)
流れやすいもの/流れにくいもの 「色落ちが怖い」の正体は、表面に残ったものが落ちる現象であることが多い 流れやすい(落ちやすい) シャンプーやスパで動きやすい領域 表面に残った余分な色素 定着しきれなかった染料の残り 薬剤の残留物(刺激・におい) 流れにくい(落ちにくい) 髪の内部で発色・定着した領域 髪内部で発色した色素 ここが「本来の染まり」 色持ちは施術設計と日常ケアで決まる 結論:気にするべきは「色」より「摩擦・温度・脱脂」。適切なら頭皮ケアとしてプラス。
図で一度切り分けると、「落ちた=失敗」ではなく「整理された」と捉え直せます。

シャンプーやヘッドスパの後に
水の色がついたり
タオルに色が移ったりすると、

色が落ちた
失敗した

そう感じてしまうことがあります。

しかし実際に流れているのは、
表面に残った余分な色素
定着しきれなかった染料
薬剤の残留物

こうしたものがほとんどです。

つまり、
目に見えて流れた=本来の色が落ちた
とは限りません。

むしろ、
不要なものが落ちて整理された
と考えた方が、実態に近いケースも多いです。

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色よりも見るべきは「頭皮の状態」

図3 スパをしない場合/適切にする場合の違い(主役は頭皮)
頭皮の目線で見ると、話が変わる 色を守るために頭皮を犠牲にしない。両立の設計がポイント。 何もしない場合 適切にスパする場合 残留物が残りやすい かゆみ・違和感につながることも 頭皮の緊張が抜けにくい 残留物をやさしく洗い流す 保湿と鎮静で落ち着かせる リラックスと血行サポート ポイント:カラー後に問題が出るのは「強い刺激」。適切なら頭皮にメリットが出やすい。
「色持ち」だけを守ると、頭皮の快適さが置き去りになりがち。図で主役を入れ替えると納得感が上がります。

ここで一度、
色の話から少し離れて
頭皮に目を向けてみます。

というのも、
カラー後の頭皮は

アルカリに傾いている
刺激を受けている
緊張している

こういった状態になりやすいからです。

この状態で何もしないと、
残留物が残ったままになり、
かゆみや違和感につながることもあります。

一方で、
適切なヘッドスパを行うことで

残留物をやさしく洗い流す
保湿と鎮静で落ち着かせる
リラックスを促す

こうしたメリットが出る場合もあります。

つまり問題は、
スパをするかどうか
ではなく、
どんな設計で行うか、という点です。

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カラー後に向いているヘッドスパ、向いていないヘッドスパ

図4 カラー後に避けたいスパ/向いているスパ
OKの条件はシンプル 摩擦を減らす。温度を上げすぎない。脱脂しすぎない。時間を引き伸ばさない。 避けたい 強い摩擦(ゴシゴシ系) 高温のお湯で長時間 脱脂力が強すぎるクレンジング 目的が曖昧で施術が長い 向いている やさしい圧と低摩擦 適温で短時間(必要十分) 必要な潤いは残して整える 残留物ケアと鎮静が目的 まとめ:カラー後スパの可否は「強さの設計」で決まる。適切なら、色より頭皮にメリットが出やすい。
「カラー後は何もしない」が正解ではなく、「刺激を設計する」が正解。これを図で明確にしておくと信頼が上がります。

正直に言うと、
どんなヘッドスパでも
カラー後に問題がないわけではありません。

例えば、
強い摩擦
高温のお湯
脱脂力が強すぎる施術
目的が曖昧で長時間

こうしたスパは、
色にも頭皮にも負担になります。

一方で、
カラー後に向いているのは

やさしい圧
適温
必要な潤いを残す設計
残留物ケアと鎮静が目的

こうした条件を満たしたもの。

刺激を足す施術ではなく、
整理して整える施術であることが重要です。

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まとめ

結論から言うと、
カラーの後にヘッドスパをしても
必ずしも問題があるわけではありません。

大切なのは、
やるか
やらないか
ではなく、

どう設計して
どう行うか。

私たちは、
色を守ることと
頭皮を守ることを
天秤にかけているわけではありません。

両立できる方法を選んでいます。

もし不安があれば、
遠慮なく聞いてください。

その不安も含めてケアすることが、
美容室Moctの役割だと考えています。

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