トリートメントを図で理解する 水 中 膜で迷子にならないヘアケアの考え方


トリートメントって、結局なにが効いてるのか。しっとりは正義なのか。ツヤが出たら勝ちなのか。
ここが曖昧なままだと、ケアはだいたいこうなります
その日だけ手触りが良い
数日後に重い ベタつく
やめると一気にパサつく
このループを断ち切るために、髪のケアを「水 中 膜」の3つに分解して、図で整理します。

まずは髪をシンプルに3層で考えてみます。

図1 髪の断面イメージ(水 中 膜)

水は保湿。中は内部の補修感。膜は表面のツヤと滑り。まずはこの3層で考えると迷いにくくなります。

髪を3つに分けて考える 膜 表面コート 中 内部補修感 水 保湿 水分保持


ヘアケア剤は、水 中 膜の配分で性格が決まります
水は軽い
中は補修感が出る
膜はツヤと手触りが出るが、重くなりやすい
この3つで考えると、選び方も使い方も一気にシンプルになります。

水 中 膜とは(超要約)


水(保湿 水分保持)
乾燥を防いで、髪の水分量を保つ役割。髪が綺麗に見えるために水分量の維持は重要、という考え方。

中(ダメージホール補充 髪密度アップ)
内部のダメージホールを、ケラチンなど髪の類似成分で埋めて、損傷を目立ちにくくする発想。

膜(表面コーティング 被膜 皮膜)
油分 ポリマー シリコンなどで表面を覆い、ツヤや滑りを出す。保湿との相乗で水分蒸発を抑える面もある一方、強いコーティングが弊害になる場合がある、という注意点も押さえておく。

図2 タイプ別バランス(イメージ)

一般的なトリートメント(インバス アウトバス)
膜が多めになりやすい
DO-S系(染み込む系の考え方)
膜は必要最低限の発想
ヘアミスト系(一般的な傾向)
軽めに組みやすい
AIミスト系(中が少し増えるイメージ)
ミストの中では少し重ため寄り

配合比率の断定ではなく、性格の違いを掴むための見取り図です。

図で理解する(ここが今日の本題)
図1 髪の断面イメージ(水 中 膜)
図2 製品タイプ別の配分イメージ(一般的トリートメント DO-S ミスト AIミスト)
図3 仕上がりが重くなる組み合わせと、軽く組める組み合わせ
図4 髪の状態別のおすすめ組み合わせ(普通毛 ダメージ毛 ハイダメージ毛)

図3 重たくなりやすい組み合わせと 軽く組める組み合わせ

重たくなりやすい例(膜の重ね着)
トリートメント → アウトバス → ローション オイル で膜が増えやすい
軽く組みやすい例(膜は最小限)
必要な水と中を足しつつ 膜は最小限から

実務に効くポイント(美容師向けに超現実的な話)
ポイント1 重たさは 水 中 膜 の順で増える
軽さを守りたい日は「膜」を足しすぎないのがコツ。

ポイント2 よくある失敗は「膜の重ね着」
トリートメント
アウトバス
さらにローションやオイル
これでツヤは出るけど、ギットリ系の重さになりやすい。

ポイント3 迷ったら、必要なのは水か 中か 膜かを先に決める
パサつき 乾燥が主なら水を優先
ゴワつき スカスカ感なら中を意識
見た目のツヤ 手触り優先なら膜
ただし膜は最小限から足すのが安全運転

図4 状態別 ざっくり組み立て例

普通毛 ミスト中心 軽さ優先で組む ダメージ毛 アウトバス+ミスト 水 中 膜を補う ハイダメージ毛 アウトバス+AIミスト 中を強めに意識 ポイント 重たさは 水 → 中 → 膜 の順で増えやすい

状態別の考え方(例)
普通毛
ミスト中心で十分になりやすい(軽さを維持)

ダメージ毛
アウトバスで水 中 膜を補い、ミストで水を足して扱いやすくする発想。

ハイダメージ毛
中(穴埋め)をより意識して、AIミスト側に寄せる考え方。


出典の考え方 水 中 膜の定義とバランス例は「場末のパーマ屋の美容師日記」の該当記事を参照しています。

まとめ
トリートメントは、成分名を暗記するより「水 中 膜」で見立てる方が、失敗が減ります
軽くしたい日は膜を増やさない
補修感が欲しいなら中の発想
乾燥が気になるなら水の発想
この3つで、あなたの髪に必要なケアだけを足す。これが一番コスパがいいやり方です。

0

Subtotal